トイトレインと共通する魅力
インドの東北部にはダージリンという地方があり、そこには、ダージリン・ヒマラヤ鉄道という登山鉄道があります。その鉄道は、またの名をダージリン・トイトレインと呼びます。
大英帝国の植民地時代に、紅茶の輸送などを目的として建設されました。この時、機関車には小回りが求められたため、小型のタンク機関車が採用されました。
非力であるものの、その可愛い外観から多くの鉄道ファンから愛されてきました。このような、小型の機関車を愛する文化は日本にも存在しています。その典型的なものが、鉄道模型です。
その大きさは様々ですが、子どもから大人までの幅広い世代が、屋内・屋外で自分の好きな機関車を走らせています。おもちゃ屋で簡単に購入できるものから、実物と見間違えるかのようなものがあります。
さらに、その機関車に合う風景を取り入れ、完成度を高めるという工夫が施されている場合もあります。このように、鉄道模型には様々な魅力があり、時代や世代に関係なく愛され続けているという事実があります。